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【A3拡大】105系0番台説明書付図 1980-12
5,390円(税490円)
下記の資料の「A3サイズ」「無製本」「両面」版となります。原本は全ページB4横ですので、拡大しての提供となります。拡大ですので元図で読めない部分は拡大しても読めませんが、より詳細まで見やすくなります。無製本ですので基本、縦横関係ありませんが原本が横開きですので、それに合わせています。 オプションで片面印刷も選べます。 タイトル: 「105系通勤形直流電車」 発行年月: 1980年12月 発行元: 国鉄車両設計事務所 元サイズ: B4横 製本サイズ: A3横 ページ数: 350頁 掲載形式: クモハ105 モハ105 クハ104 サハ105 105系電車は国鉄の亜幹線向け旧形国電の置き換え用として設計されました。 それらの路線では、編成が短く、電力事情が良くなく、更に駅間距離が短い線区が多かった事もあり、低速トルクを有するMT55が最適であると結論付けられました。 MT55を用いた形式は103系や301系があり、これらはMM'ユニットでしたが、105系は2両編成などの要求を満たすために103系をベースに1M化したため、制御は直並列ではなく直列のみとなりました。 また、国鉄はこの105系をベースに線区事情により車体形状を変える形で各路線に適応していこうと言う考えで、飯田線向けの119系ではトイレ設備が、四国向け121系ではステンレス構造となりました。 一部の解説者から119系などの直列制御の形式はエネルギーを無駄にしていると言うトンデモ理論が展開された事がありましたが、この説明書には1M用の主電動機MT57を直並列で用いた場合と、105系のMT55を直列で用いた場合の比較がされており、105系の直列システムの方がエネルギー効率が良い事が示されています。 同じ主電動機の場合は直並列は直列より抵抗損失は少ないですが、定格速度の低いMT55はすぐに抵抗を抜けるので定格速度の高いMT57に比べてどうなのかという点が検討されないまま誌面に載ってしまった例ですが、これらも説明書などを見ればしっかり載っている話です。 仮にMT55ベースで直並列にした場合は、電気ブレーキが40km/h程度より上の速度で使えなくなります。勾配抑速ブレーキまで装備していた飯田線用の車両で電気ブレーキが40km/h以下しか使えないのは少し心許ない話です。 結局、JRになってからも通勤形の1M方式というのは後継車種が出てこなかったので、105系0番台は全てJR西日本で健在です。 ただ、モハ105やサハ105は改造されて形式消滅し、他の105系0番台は全て体質改善工事を受けてしまっており新製当初とは様変わりしていますが、ベースになる性能が使い勝手が良かったという事で置き換えが遅れているのではないかと思います。 そうであれば、国鉄の1M方式の決定版と言える形式では無いかと思われます。 ■■■■ 構成 1章 概要および主要々目 2章 車体関係および設備 3章 台車 4章 電気機器 5章 電気回路ツナギ 6章 空気ブレーキ装置 7章 ぎ装